次の日

舞佳「神崎さん、ちょっと来て?」

そう言って私を呼んだのは、新城 舞佳(しんじょう まいか)さん。

翠「はい。行きます」

舞佳さんについて行ってたどり着いたのは、屋上でした。

舞佳「ねえ、昨日空知先生と話してたでしょ?
連絡先まで交換して」

「…それがどうかしましたか…?」

舞佳「空知先生、迷惑がってるわよ。
私に昨日、メールしてきたの。
神崎 翠って人が迷惑って」

「嘘……」

「嘘じゃないわ。
もうこれ以上、空知先生に近づかないで」

それだけを残して、舞佳さんは帰った。

あの笑顔は、
あの優しい表情は嘘だった。

本当は迷惑だったんですね。

苦しい。
胸が苦しくなる。