「そこじゃ見えなくない?もっとこっち来たら」 「え、あ、大丈夫!ありがとう!」 び、びっくりしたぁ……! ちょうど俊のほうを見てたから、目が合って焦っちゃった。 今の私、顔とか変じゃない!? 大丈夫かな……。 ひっしに心を静ませる。 「やっぱり、こっち」 「えっ!」 声と同時に、俊のほうに引き寄せられたかと思えば、顔が胸に寄りかかるような形になる。 ぴったりと密着するように、俊の手は腰のとこで固定されていて、心臓の音がさわがしくなる。