「もうすぐ花火始まる時間。結々行こ」 「あ、うんっ!」 いつの間にか、俊は私の手をにぎっていた。 ふふ、俊が花火を見たいなんて意外。 なんかこういうの……嬉しいな。 ほっぺたをゆるませながら、俊の後ろを着いていく。 「ここなら、花火もよく見えるんじゃない?」 そう言われて俊に連れて来られた場所は、先生たちが会議で使う部屋だった。 「でもここ、先生たち以外立ち入り禁止みたいだけど……入って大丈夫?」 「平気だよ。うす暗いし」