「……ねぇ。さすがに着たよね?もう15分も経つんだけど」 「うっ……着たけど……っ。で、でも、待って……」 なかなか出てこようとしない私に、しびれを切らした俊が急かすような言葉をかけてくる。 「もう、開けるよ」 心の準備もできないままに、ドアが開いて俊が入ってくる。 そして、ぱっちり視線が合うと、衝撃的なものを見たみたいに、俊の目が大きく見開かれた。 耐えられず、私は足元にうつむく。