きっぱりと告げられてショックだったのか、両手で顔をおおいながら走り去っていく女のコ。
……泣いてた、よね?
大丈夫かな……。
好きな人にフラれて傷ついたよね。
あの子には申しわけない気持ちでいっぱいになるけれど……
でも、俊の言葉が嬉しくて仕方なかった。
ルンルン気分で教室まで向かう。
これからもとくべつな好きは私だけ、か。
……んふふ。
さっきから俊の言葉が何度も頭のなかでリフレインして、顔がゆるみっぱなしになる。
俊に、どんな顔して教室で会えばいいのかな!?
絶対に照れちゃうよ……。
ほてったほっぺたを手でおさえながら、廊下を歩いていると、ふいに見覚えのある後ろ姿を見つける。



