「でも降りないとだめだったから、屋上まで運んだ」 「は、運んだの!?」 俊の言葉に私は目を大きくさせる。 「うん。お姫さまだっこして運んだら、周りにガン見されちゃった」 照れくさそうに笑みをこぼす俊。 いやいや、俊…… そこ笑うとこじゃないよっ。 でもお姫さまだっこで運ぶなんて。 なんだか、俊らしいといえば俊らしい気もするなぁ。 「保健室のベッドは使われてたから、屋上になってごめんね」 「ううん、大丈夫!」