でも……ちょっと待って。
距離が近すぎないっ!?
俊の匂いも甘すぎてクラクラしそうだし、これじゃあドキドキしちゃって逆に寝れないかも……。
そんなことを思っていると、俊からするどい視線を受ける。
「ねぇ、結々。さっきから目が泳いでるんだけど。どこ見てんの」
「へっ、」
どうしてそれを……!
「寝れない?なら、膝まくらにしてもいいけど」
「……っ、!」
ダメダメ……っ。
膝まくらだけは絶対に無理ーー!
そう思った私は、あわてて目をとじて寝たふりをする。
すると、ふっと笑うような優しい声がした。
「着いたら起こすから。それまで安心して眠って」
俊の肩に寄りかかっているのが、だんだん気持ちよくなってきて、私はいつの間にかぐっすりと深い眠りについた。



