独占欲つよめ王子は、私だけをとくべつ甘く溺愛したい。

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今日から、いつもの長い時間がスタート。



いつになっても朝の登校は弱い。



「ふぁーぁ。んぅぅ、眠い……」



今日の電車は、めずらしく席が空いてて俊ととなり同士に座れた。



電車のゆられる心地よさにうとうとしていると、俊にのぞきこまれる。



「結々、眠たい?僕の肩に寄りかかっててもいいよ」


「ええっ!いいよー!?悪いし、俊が疲れちゃうから……」



わぁ……。
今のあくび見られてたかな……っ。



気をゆるませすぎていたことに、ほっぺたが熱くなって顔を下に向けると、俊が私の手を絡ませて恋人つなぎをする。



「このくらい甘えてよ。僕も結々とはつねにくっついてたいし」


「あ、ありがとう!じゃあ、お言葉に甘えて……」



俊の優しさに甘えて、私はゆっくりと肩に頭をあずける。