「正直、ゆゆちゃんがうらやましかったんだ。矢追くんが何もかも完ペキだからさ」
「たしかに俊は完ペキだよ。でも、全ての俊を見て、私はもっと好きになったの」
学校では王子様みたいな遠い存在だけど、私の前になる俊は甘えんぼうで嫉妬深い。
そんな性格にも惚れたんだ。
「亜莉朱ちゃんも、佐々木くんだから好きになったんでしょ?」
「うん……不器用な性格がなんか見ててほっとけないし、でもたまに頼りになってかっこよくて……」
「俊には俊の魅力、佐々木くんには佐々木くんの魅力があるんじゃないのかな」
「うん、そうだね……」
ちょうど、注文したカフェオレとミルクティーが運ばれてきた。



