おにぎりに時間がかかっちゃって、すっかり遅くなっちゃった。 急いで病室まで向かう。 「俊っ!本読んでたんだね」 本に目を向けていた俊が、私の声に反応すると優しく目をふっと細めた。 わぁ…… 前髪が目元まで伸びただけで、こんなに雰囲気が変わってる。 これはこれで、色っぽくてかっこいいかもです……。 「遅い」 「あっ、ごめんね!いろんな具にしてたら、けっこう時間かかっちゃって……」 「……寂しかった」 「しゅ、俊!?」