「矢追くん!ついに意識が戻ったのね!?」
ドアから顔を出したのは、亜莉朱ちゃんだった。
こないだのこともあって、正直いろいろと気まずい……。
「わ、美人さん」
亜莉朱ちゃんのほうをまじまじと見つめながら、さらりとそんなことを言う俊に、私はガーンと大ショックを受ける。
亜莉朱ちゃんもびっくりしたように、表情が数秒とまっていたけれど、またすぐにいつもの笑顔になった。
「えー?ナンバー1の矢追くんに、美人って言われるのは嬉しいわー。ありがとねー」
「はぁーっ!?俺はナンバー3で悪かったな!つーか!矢追こそ口説いてんじゃねぇよっ」
「最初に手を出したのは、お前のほうだろ」



