「ど、どう?梅しかなかったんだけど……」 「……すっぱ、」 全てのパーツを、中央にぎゅーっと寄せるように俊が顔をゆがませた。 「梅ぼし、もしかして苦手……だったり?」 「っ、別に。ちょっと入れすぎただけだし……」 そう言っているわりには、顔がきつそうだ。 ほんとは梅ぼしが苦手なのに、買い直しに行った私のことを思って、無理に食べてくれてるのだろう。 こういうところを見ていると、いつもの俊と重なる部分がある。 優しく気使いするところは、やっぱり俊は俊なんだなぁって。