一緒に歩く帰り道。 となりに亜莉朱ちゃんがいるのが、なんだか新鮮な気がした。 「矢追くんって、今も病院よね?今の状態はどんな感じなの?……大丈夫そう?」 歩きながら、心配したような顔で亜莉朱ちゃんに聞かれる。 「うん。まだ目は覚ましてないけど、問題はなさそうだよ」 「そっかぁ……よかった」 「亜莉朱ちゃん、俊の心配してくれてありがとう」 友達思いな亜莉朱ちゃんの優しさに、心がほかほかと温かい気持ちになる。 私がにこやかにほほ笑んでいると、亜莉朱ちゃんが急に立ち止まった。