独占欲つよめ王子は、私だけをとくべつ甘く溺愛したい。




中庭から教室に戻ってきて、重い足どりで席に座った今。


もちろん。
俊からは、ものすごい視線を感じる……。



「ねぇねぇ!もうすぐ夏祭りだねー夏だぁ!」


「え、あ、そうだねっ!」



もしかして、亜莉朱ちゃん。
気を使ってくれてるのかな……。



「ちょっと話したいんだけど」

「……な、なに……?」



いつの間にか横に立った俊に声をかけられる。



その表情は、笑顔もなく目の奥がこわい……。