独占欲つよめ王子は、私だけをとくべつ甘く溺愛したい。




……何だろう?



もしかして、俊をずっと避けてるからかな……。



「今日のお昼、一緒に食べたいな」


「お昼……?うん、いいよ」



私がうなずきながら答えると、笑顔で亜莉朱ちゃんは「ありがとう」と言って前を向いた。



お昼かぁ。
誘われるなんてめずらしいな。



そんなことを考えていたら、あっという間にお昼の時間に。



「晴れてるし、外で食べない?」


「うんっ。どこでもいいよー!」



2人で来たのは中庭で、近くの花壇には青や紫のアジサイがきれいに咲いている。



日陰なこともあり、風が吹いてて少しだけ涼しげな場所だ。