席替え……。
「あ……ご、ごめんなさい、気づかなくて」
私が申しわけない気持ちであやまると、亜莉朱ちゃんが豪快に笑いながら佐々木くんの背中をばしばし叩いた。
「アハハー、ドンマイこーちゃん」
「亜莉朱、うっせぇ!!俺は別に凹んでなんか……っ」
後ろの俊ばっかりに意識がいってたから、今日までとなりの席はぜんぜん気にしたことがなかった。
「なんか……ほんとに、ごめんね」
「あーいいよ、いいよー。これからたくさん話してくれたらさ!」
私がうんと大きくうなずくと、佐々木くんはニッと無邪気な笑顔を返してくれた。
「ちょっと、こーちゃん」
「んー?どっした、矢追」
後ろから、けわしい表情で俊が話しかける。
こ、これは……もしやー……。



