でも、ほんとうは体育がしたかったはずだ。 それなのに私ったら、ボールなんかにつまずいて、男子の好きな体育を中断させるなんて。 彼女として情けない……。 落ちこみ気味で足元に視線を落としていると、 「それよりもさ、結々のケガがひどくなくてよかった」 となりの俊は心から安心しているような表情で、いとしげに口元をゆるめる。