「私のお母さんが気付いてたって、どうして知ってるの?」
「この前、小山のお母さんのお店に行ったじゃん。あのとき、買った茶葉をオレに手渡しながら、お母さん、魔女式のあいさつを送ってきたよ」
あっ、あのときのことだ。あれって、そういうことだったのか…。
「私、全然、気付いてなかった」
「小山って、鈍過ぎってぐらい鈍いもんな」
悪口のはずなのに、ハヤト君の目と声が優しくて、少しも不愉快には感じなかった。
「オレの母さん、ハーブティーを渡したら喜んでたよ。『近所に魔女がいるなんて』って。それに、見たことないタイプの魔法だったらしくて、興味津々だった。あれって、小山のお母さんのオリジナル魔法?」
「どうなんだろ? ごめんね、私、そういうこと全然、分かんないの」
「いいよ。母さんのことだから、お店に押しかけて、自分で質問攻めにするよ」
「この前、小山のお母さんのお店に行ったじゃん。あのとき、買った茶葉をオレに手渡しながら、お母さん、魔女式のあいさつを送ってきたよ」
あっ、あのときのことだ。あれって、そういうことだったのか…。
「私、全然、気付いてなかった」
「小山って、鈍過ぎってぐらい鈍いもんな」
悪口のはずなのに、ハヤト君の目と声が優しくて、少しも不愉快には感じなかった。
「オレの母さん、ハーブティーを渡したら喜んでたよ。『近所に魔女がいるなんて』って。それに、見たことないタイプの魔法だったらしくて、興味津々だった。あれって、小山のお母さんのオリジナル魔法?」
「どうなんだろ? ごめんね、私、そういうこと全然、分かんないの」
「いいよ。母さんのことだから、お店に押しかけて、自分で質問攻めにするよ」