魔女の恋は空回る

「小山、人参って、どのぐらいの大きさに切ったらいい?」

 ハヤト君は、人参の皮を剥き終えてた。

「人参は少し小さめがいいと思う」

 私は、ハヤト君の持っていた人参を、『貸して』と言って、少しだけ切って見せた。

「これぐらいがいいと思う」

「あれ? でも、小山の切ったジャガイモは大きいな」

「ジャガイモは大きい方が美味しくない? 小山家のカレーに入れるジャガイモはこれがスタンダードなんだけど…もう半分にしたほうがいい?」

「いや、オレも小山家スタンダードを食べてみたい」

「私も!」

 サキちゃんまで同意してくれたので、ジャガイモは大きくカットが採用された。

 玉ねぎは目が染みるからって、班のメンバー全員で順番に少しずつ切っていった。

「目が痛いー! 交代してーー!!」

 みんなでいちいち大騒ぎして、大笑いした。