「ハヤト君を見てたら、羨ましくなっちゃったんだ。学校が楽しそうでいいなーって。私、みんなと仲良くなれたんだけど、実はこれっぽっちも楽しくないの。学校が窮屈でたまんない! だから、もう八方美人するのやめて、学校でも素を出すことにしようと思ってるとこ」
サキちゃんがイタズラっぽく笑った。
「でも、またイジメとか、大丈夫?」
「6年生のときは、私もズルかったの。よく話しかけてくる男子が、自分に好意あるの分かってた。自分は好きじゃないくせに、チヤホヤされるのは気分よくて…」
サキちゃんは気まずそうに言った。
「ハヤト君って、可愛い子から告白されても、スパーン! と振るよね。あ、もちろん、キツい言い方したりはしないで、優しいんだけど。好きな子しか眼中にありませんって感じ。私もそうすればいいのかなって」
そこまでしゃべって、サキちゃんは急に慌て出した。
「あっ、何か、自分がモテる人だって言ってるみたいだよね?? こういうのが自慢してるって嫌われる原因だね…」
「それは人に依るかもしれないけど、少なくとも私には、今のは自慢話じゃなかったよ。私は、素のサキちゃん好きだし、応援したい」
「嬉しいっ、ツムギちゃんのそういうとこ! 私もツムギちゃん大好き!!」
サキちゃんがイタズラっぽく笑った。
「でも、またイジメとか、大丈夫?」
「6年生のときは、私もズルかったの。よく話しかけてくる男子が、自分に好意あるの分かってた。自分は好きじゃないくせに、チヤホヤされるのは気分よくて…」
サキちゃんは気まずそうに言った。
「ハヤト君って、可愛い子から告白されても、スパーン! と振るよね。あ、もちろん、キツい言い方したりはしないで、優しいんだけど。好きな子しか眼中にありませんって感じ。私もそうすればいいのかなって」
そこまでしゃべって、サキちゃんは急に慌て出した。
「あっ、何か、自分がモテる人だって言ってるみたいだよね?? こういうのが自慢してるって嫌われる原因だね…」
「それは人に依るかもしれないけど、少なくとも私には、今のは自慢話じゃなかったよ。私は、素のサキちゃん好きだし、応援したい」
「嬉しいっ、ツムギちゃんのそういうとこ! 私もツムギちゃん大好き!!」



