そんなに褒められると困っちゃうっ!
「お、大げさだよ! サキちゃんだって、グラデーションコーデがステキだよ」
「違うの。これはセンスがないから、同系色しか組み合わせられないだけなの。雑誌を見て似たような服を探して買うだけだから、上下だって、その組み合わせでしか着れないの、私」
そうなんだ、でも…
「たぶん、サキちゃんは、雑誌のコーデの中から自分に似合うのを選ぶのはできてる、よね?」
「えっ、そんなんじゃないの。単に、『これ、好き!』って直感で思ったのを選んでるだけ」
「直感って大事だよ。このコーデを私が着たら、ここまで似合わない。サキちゃんは最適なのを選べてる」
今度はサキちゃんが照れる番だった。
「えっ、そ、そうかな? でも、ツムギちゃんがそう言ってくれるなら、そんな気もしてくる、かな??」
サキちゃんなんて、これまでの人生、私の10倍は人から褒めらてきてそうなのに…
私の言葉で嬉しそうにするサキちゃんが意外で新鮮だった。
「お、大げさだよ! サキちゃんだって、グラデーションコーデがステキだよ」
「違うの。これはセンスがないから、同系色しか組み合わせられないだけなの。雑誌を見て似たような服を探して買うだけだから、上下だって、その組み合わせでしか着れないの、私」
そうなんだ、でも…
「たぶん、サキちゃんは、雑誌のコーデの中から自分に似合うのを選ぶのはできてる、よね?」
「えっ、そんなんじゃないの。単に、『これ、好き!』って直感で思ったのを選んでるだけ」
「直感って大事だよ。このコーデを私が着たら、ここまで似合わない。サキちゃんは最適なのを選べてる」
今度はサキちゃんが照れる番だった。
「えっ、そ、そうかな? でも、ツムギちゃんがそう言ってくれるなら、そんな気もしてくる、かな??」
サキちゃんなんて、これまでの人生、私の10倍は人から褒めらてきてそうなのに…
私の言葉で嬉しそうにするサキちゃんが意外で新鮮だった。



