君の笑顔〜アナザーストーリー〜

窓から差し込む日射しで目が覚めた。

俺が目を開けると…横に舞岡さんはいなかった。

でも…手は握られている。

そっと目を動かしたら、舞岡さんは上体だけ起こして、驚いた様子で繋がれている手を見ていた。


「おはよう」

「お…おはよう…」


わけがわからなかったのか、俺の手からそっと離れようとした。


やだ…

だめ…

まだ離れたくない…

あと少しだけだから…


もっと舞岡さんの温もりを感じていたかった。

もっと体に焼き付かせておきたかった。

だから…俺は言ってしまった。


「もうちょっと…」


せめてあと5分だけ…

俺の心を満たしてくれ…