君の笑顔〜アナザーストーリー〜

ケータイを見たら、時間は深夜1時をさしていた。

もうこんな時間か…。

全ての部屋の電気は消え、みんな爆睡している。

今さら部屋に入って行くのも申し訳ないと思う…という口実を作って、舞岡さんと2人で喋ることにした。


「多分今部屋に入って行ったら迷惑なんじゃないかな〜?目覚ましちゃうよ!」

「それもそうだね」


なんて言って…。

実はそんなこと思ってないのに…。


本日、民宿は俺たち御一行様しか宿泊してなくて、空き部屋がいくつかあった。

俺と舞岡さんは一番狭い空き部屋を見つけて、そこに入っていった。


「うわ〜、暗いね」


民宿の人にみつかったらやばいと思って、電気はつけなかった。

ケータイの画面が唯一の光。

そんなドキドキの空間の中に俺たちはいた。