高校2年生の夏休み終わりごろ、部活に参加していた。
 部活が3時終わった。友達に
「帰ろう」
と言われたが、
「まだ、泳いでいくよ。じゃあね。」
「バイバイ」
と言って、部員のみんなは、帰っていった。

 私は、泳いでいた。何も考えたくなくて。友達と遊ぶ気にもならない。家に帰る気にもならない。
なんとも言えないかんじであった。

 30分ぐらい泳いでいた。
『もう、やめよう。とりあえず、帰る準備しよう。』
帰るため、シャワーを浴び、制服に着替えた。

更衣室を出ると、プールの入り口から、高崎裕一が入ってきた。