次の日、日曜日は部活休み。
 家にいても、昨日の高崎君のことで、イライラ・モヤモヤする。
 昼間に出会い系サイトで援助交際をしてくれる人を探した。
『今日、昼間なんですが、よかったらどうですか?』

『山崎です。今日15時からどうですか?』
返信がきた。

山崎さんと会うことにした。
案の定、性行為目当てだった。
それでもよかった。
ラブホテルに行った。

行為後、30000円もらい、さよならした。

スマホを見た。
高崎くんから、LINEが入っていた。
『今日、何やってるの?』

返信に困ったが、
『自宅で勉強。暇してる。』
と返した。
本当は、まだ、表町のショッピング街で煙草を吸っていた。

そこに、
「うそつき。自宅にいないじゃん。」
と声をかけてきた人がいた。

高崎くんだった。
『え?なんで?』

「おまえ、うそついたな。俺にうそついていいと思ってるの?」
何も言えない。
「また、援助交際やったな。」
写真をみせられた。バレてる。つけられてる。
「だいたい、なんでいるの?私をどうしたいわけ?」

「昨日、言ったでしょ?俺は、おまえを滅茶苦茶にしたい。俺を好きにならせる。俺の言いなりになってもらう。
でなきゃ、バラす。」

『なんなんこいつ。最低じゃん。でも、逆らうわけには行かない。』

「それで、何をすればいいの?」
「俺とデート。」
「どこ行きますか?」
なんで、こいつとデートしなきゃいけないわけ。

「カラオケ行こう」
「はい。」

2人でカラオケへ行った。何曲か歌い休憩した。
「高崎くんさあ、ファンがいっぱいいるのに、いいの?私と一緒にいて。」
「別に、いいじゃん。」
「まあ、いいけど。」
「ってか、俺にうそついた罰。」

ソファに押し倒された。
「やめて。いやだ。」
「誰とだってできるんだろ?」
キスをされた、舌もいれられた。
「今日は、こんなもんで許してやる。
 二度と俺にうそつくな。」

カラオケを終了し、自宅まで送られた。
「じゃあ、明日。学校で。」