仕方なく、普通に電車に乗車し、揺られることおよそ20分程度。
そこからバスに乗って、およそ15分たった後には。
私達は、目的地である『見聞広がるワールド 爬虫類の館』に辿り着きました。
「ついに辿り着きましたね、奏さん。万一ということもあります。私の後ろに隠れていてください」
「…そんな万一はないって…大丈夫だって…」
と、奏さんは言いました。
相変わらずの楽観主義ですね。
しかし、私は油断しません。
万が一のことが、本当にあるのだとしたら。
1万回試したら、1回はあるということじゃないですか。
自分達がその1回に引っ掛からないと、何故断言出来るでしょう。
常に、何かが起きると想定して臨むべきです。
ましてや、私達はここに来るのが初めてなのですから。
入った途端、巨大なワニが襲いかかってこないとも限りません。
「大丈夫です、奏さん。例え巨大ワニが襲ってきても、タイマンなら勝てます。安心してください」
「うん…どうもありがとう…」
と、奏さんは遠い目で答えました。
通常モードでなければ、戦闘モードなら、ワニなんて私の敵ではないのですが。
それでも、通常モードでも、タイマンなら奏さんを守りながら勝てます。
だから、大船に乗ったつもりでいてください。
私は、いよいよ爬虫類の館に、足を踏み入れました。
するとそこは、私が想定していた場所とは、全くかけ離れた光景が広がっていました。
「…?襲って来ませんね、ワニ…」
「…襲ってこないよ…。何で襲われる前提なの…?」
と、奏さんは聞きました。
既に臨戦態勢を取っていたのですが、どうやら杞憂だったようです。
それどころか。
奏さんの言った通り、館内には、大きなガラス張りの檻が並んでおり。
その檻の中に、爬虫類が呑気な顔で展示されていました。
まさか、本当に見世物小屋だとは。
「戦う機会はないというのですか…。そうですか…」
「…何でちょっと残念そうなの…?」
と、奏さんは聞きました。
私には心がないので、残念ではありません。
でも、何故か、こう、胸の奥の方が。
何かを喪失したような気分です。
胸部のバーツが、一部外れでもしたのでしょうか。
そこからバスに乗って、およそ15分たった後には。
私達は、目的地である『見聞広がるワールド 爬虫類の館』に辿り着きました。
「ついに辿り着きましたね、奏さん。万一ということもあります。私の後ろに隠れていてください」
「…そんな万一はないって…大丈夫だって…」
と、奏さんは言いました。
相変わらずの楽観主義ですね。
しかし、私は油断しません。
万が一のことが、本当にあるのだとしたら。
1万回試したら、1回はあるということじゃないですか。
自分達がその1回に引っ掛からないと、何故断言出来るでしょう。
常に、何かが起きると想定して臨むべきです。
ましてや、私達はここに来るのが初めてなのですから。
入った途端、巨大なワニが襲いかかってこないとも限りません。
「大丈夫です、奏さん。例え巨大ワニが襲ってきても、タイマンなら勝てます。安心してください」
「うん…どうもありがとう…」
と、奏さんは遠い目で答えました。
通常モードでなければ、戦闘モードなら、ワニなんて私の敵ではないのですが。
それでも、通常モードでも、タイマンなら奏さんを守りながら勝てます。
だから、大船に乗ったつもりでいてください。
私は、いよいよ爬虫類の館に、足を踏み入れました。
するとそこは、私が想定していた場所とは、全くかけ離れた光景が広がっていました。
「…?襲って来ませんね、ワニ…」
「…襲ってこないよ…。何で襲われる前提なの…?」
と、奏さんは聞きました。
既に臨戦態勢を取っていたのですが、どうやら杞憂だったようです。
それどころか。
奏さんの言った通り、館内には、大きなガラス張りの檻が並んでおり。
その檻の中に、爬虫類が呑気な顔で展示されていました。
まさか、本当に見世物小屋だとは。
「戦う機会はないというのですか…。そうですか…」
「…何でちょっと残念そうなの…?」
と、奏さんは聞きました。
私には心がないので、残念ではありません。
でも、何故か、こう、胸の奥の方が。
何かを喪失したような気分です。
胸部のバーツが、一部外れでもしたのでしょうか。


