…紺奈局長との通信が終わると。

「お疲れ様でした、久露花局長」

「あぁ、翠ちゃん」

通信が終わるのを見計らっていたようで、翠ちゃんが迎えに来てくれた。

あ、そうだ。

「どうでした?紺奈局長との会議は…」

「大丈夫、大丈夫。お互い気長に見守っていこうね、で話がついた」

「そうですか」

ホッと、胸を撫で下ろしたような翠ちゃん。

「それよりも、翠ちゃん。私、良いこと思いついたんだけど」

「はい」

「…見に行ってみない?瑠璃華ちゃんの運動会」

「…はい?」

コテン、と翠ちゃんは首を傾げた。