「…と、いう次第で、当該生徒がクラスから孤立し、また教師達からも煙たがられるようになったそうです」
と、私は説明しました。
すると。
『酷い!それは酷いよ!その子だって、好きで車椅子に乗ってる訳じゃないのに、皆して除け者にして…。うぅ、可哀想に…。ねぇ翠ちゃん』
『はい…。ハンディキャップがあるというだけで…。それはその生徒の個性であって、足枷ではないはずなのに…』
と、局長と副局長は、このような反応でした。
『何でなの?その子がいるから諦める、じゃなくて。どうして、その子を含めて何か工夫して一緒に活動出来るか、を考えないの?』
と、局長は言いました。
私と同じ意見ですね。
と言うか、『Neo Sanctus Floralia』の理念に合致していますね。
『その子のことを思うと、本当いたたまれないよ…』
「私はその生徒と友達にならず、同調圧力に屈して、他のクラスメイトのように当該生徒を無視するべきだったでしょうか?」
と、私は聞きました。
今更こんなことを聞いても、仕方ありませんが。
しかしより人間らしく振る舞うならば、大勢のクラスメイトに合わせるべきだったのかもしれません。
『そうだね。多くのクラスメイトと交わって、情緒を養うという、『人間交流プログラム』を趣旨を考えたら…その方が良かったのかもしれない…けど』
と、局長は言いました。
「けど?」
『私個人としては、君がその子のことを見捨てず、その子に手を差し伸べたことに、心から敬意を評したい。君は正しかったと、私はそう思ってるよ』
と、局長は言いました。
そうですか。
局長も私と同じ意見で、安心しました。
「そんなことは『人間交流プログラム』の趣旨から外れるから、今からでもその子とは手を切って、他のクラスメイトと同じように、その子を無視しなさい」と言われていたら。
私の中で、久露花局長への評価が、大きく変わることになっていたでしょう。
そして。
『はい…。それに…そもそも、そんないじめ紛いのことをする子達と、仲良くなっても…。瑠璃華さんにとって良い友達になれるとは思えません』
と、副局長は言いました。
朝比奈副局長も、私や局長と同じ意見のようです。
やはり、私はこの二人が率いる、第4局の『新世界アンドロイド』のようです。
考え方が、二人と同じですから。
と、私は説明しました。
すると。
『酷い!それは酷いよ!その子だって、好きで車椅子に乗ってる訳じゃないのに、皆して除け者にして…。うぅ、可哀想に…。ねぇ翠ちゃん』
『はい…。ハンディキャップがあるというだけで…。それはその生徒の個性であって、足枷ではないはずなのに…』
と、局長と副局長は、このような反応でした。
『何でなの?その子がいるから諦める、じゃなくて。どうして、その子を含めて何か工夫して一緒に活動出来るか、を考えないの?』
と、局長は言いました。
私と同じ意見ですね。
と言うか、『Neo Sanctus Floralia』の理念に合致していますね。
『その子のことを思うと、本当いたたまれないよ…』
「私はその生徒と友達にならず、同調圧力に屈して、他のクラスメイトのように当該生徒を無視するべきだったでしょうか?」
と、私は聞きました。
今更こんなことを聞いても、仕方ありませんが。
しかしより人間らしく振る舞うならば、大勢のクラスメイトに合わせるべきだったのかもしれません。
『そうだね。多くのクラスメイトと交わって、情緒を養うという、『人間交流プログラム』を趣旨を考えたら…その方が良かったのかもしれない…けど』
と、局長は言いました。
「けど?」
『私個人としては、君がその子のことを見捨てず、その子に手を差し伸べたことに、心から敬意を評したい。君は正しかったと、私はそう思ってるよ』
と、局長は言いました。
そうですか。
局長も私と同じ意見で、安心しました。
「そんなことは『人間交流プログラム』の趣旨から外れるから、今からでもその子とは手を切って、他のクラスメイトと同じように、その子を無視しなさい」と言われていたら。
私の中で、久露花局長への評価が、大きく変わることになっていたでしょう。
そして。
『はい…。それに…そもそも、そんないじめ紛いのことをする子達と、仲良くなっても…。瑠璃華さんにとって良い友達になれるとは思えません』
と、副局長は言いました。
朝比奈副局長も、私や局長と同じ意見のようです。
やはり、私はこの二人が率いる、第4局の『新世界アンドロイド』のようです。
考え方が、二人と同じですから。


