あの日に交わした約束は、思い出の場所で。

「あれ?奈央ってもっと夢見てるタイプだと思ってたけど、意外と現実主義だったんだね。なんか安心したわー」

澪の勘は時々当たってる。でももう、夢から覚めたんだ。


……遥とのことは、もう、全部なかったことにする。

私も前に進まなきゃいけないんだ。

いつまでも、昔のままではいられないのだから。


ちらっと横を見ると、結人くんも友達にいじられてるみたいだった。


言うタイミング、完全に間違えた……

『結人くんごめん……』心の中でそう呟く。


考えてみれば、昨日の夜にでもラインしておけばよかったんだ。

相変わらずの段取りの悪さにため息が出た。