明日、明後日、一年後。できれば十年後も、今みたいに隣にいるのは遥がいい。

「ぴったりだね」

遥がはめてくれた指輪は、星と同じような輝きを放っていた。

「遥の言葉、信じて待っててよかった」

「約束は、どんなことがあっても必ず守るって言っただろ?」


——あの日に交わした約束は、思い出の場所で。