あの日に交わした約束は、思い出の場所で。

もっと話していたかった。聞きたいこと、話したいことが山ほどあった。

けれども遠くに同じクラスの子を見つけてやめた。


私が遥と仲良くしているのを見られたら、面倒なことになりかねない。

「じゃあ遥、私行くね」

「おう、またな」

「……うん。また」


『また』、があるんだ。

『また』、遥と話していいんだ。

遥が発する一言一言に、深い意味を探してしまう。

……私ってほんと、何を望んでるんだろう。


教室に入り席に着くと、先に来ていた澪がすぐに駆け寄ってきた。

「グッモーニン奈央!あんた、昨日のこと覚えてる?」

いつもより興奮気味でテンションが高く感じる。

「澪おはよう。昨日ってなんのこと?」

「もしかして、誰が保健室まで運んでくれたのか知らないの?!」

あぁ、そのこと。……そっか、みんな見てたのか。

遥も隣のクラスで質問責めにあってるだろうな。