あの日に交わした約束は、思い出の場所で。

「冗談に決まってんだろ。本気にすんなよ」

「えっ……冗談?」

「当たり前だろ。痩せすぎだからもっと食べろ」

はぁ?遥ってこういうとこほんと……

「もう!本気にしたじゃんか。ばか遥」

遥は声を出して笑ってた。面影のある笑顔が、昔の記憶を呼び戻した。

「怒んなって。そんな険しい顔してるとシワ増えるぞ」

小さい子をなだめるみたいに頭に手を乗せ、子ども扱いしてくる遥にさらに口を尖らせた。


「……別に怒ってないし」

怒るどころか本当はすごく嬉しくて、今、胸がいっぱいなんだ。昔に戻ったみたいで。

いつの間にか、ぎこちなさなんてどこかに吹き飛んでいた。

こんな冗談を言い合えるような日常がまた戻ってくることを願って、七年間も待ち続けいてたんだから。