「ごめんなさい」 「コンビニに用があって…」 「コンビニ?」 「うん、卵切れちゃってお母さんの代わりに買いに…」 「でも着く前に疲れちゃって…」 「分かった」 相可(おおか)くんはわたしの頭をぽん、と叩く。 「俺が代わりに買ってくるわ」 相可(おおか)くんはそう言って立ち上がる。 「わたしも行きたい」 わたしは、目に涙を浮かべて言う。 「うん」 「一緒に行こう」 相可(おおか)くんは手を差し出す。 ぎゅっ。 わたしはその手を掴んで立ち上がった。