受付の男の店員が駆けてきた。 店員は耳にイヤホン、シャツにネクタイ、ベストみたいな制服を着ている。 「大丈夫ですか?」 「はい」 わたしは店員に笑って返す。 その笑みを見て、店員はほっとする。 茨(いばら)さんが心配そうにわたしの顔を見る。 「あのさ、間違ってたらごめんね」 「もしかして体弱かったりする?」 突然、わたしは茨(いばら)さんにそう聞かれて動揺する。 「え…」