今日も隣の席でぎゅっとして。 ❄


 ちゃんと感触がある…。

 夢…じゃない?

 え…え…。
 相可(おおか)くんが、わたしのことを――――?

 どうしよう…。
 何か言いたいのに言葉が出てこない。

「…やっぱ、だめか」

 え…。

「俺、諦めるわ」

 待って。
 違うのに。

 体の奥から震えが込み上げてきた。
 膝かけをぎゅっと抱き締める。

 隣の席じゃなくなった。
 諦めて一人で生きて行こうって思った。
 だけど…。

 抑えようもなく、あとからあとから涙が零れ落ちる。

 やっぱり諦めたくないよ――――。