ちゃんと感触がある…。 夢…じゃない? え…え…。 相可(おおか)くんが、わたしのことを――――? どうしよう…。 何か言いたいのに言葉が出てこない。 「…やっぱ、だめか」 え…。 「俺、諦めるわ」 待って。 違うのに。 体の奥から震えが込み上げてきた。 膝かけをぎゅっと抱き締める。 隣の席じゃなくなった。 諦めて一人で生きて行こうって思った。 だけど…。 抑えようもなく、あとからあとから涙が零れ落ちる。 やっぱり諦めたくないよ――――。