わたしの両目が涙目になる。 わたしのこと、見ててくれてたんだ…。 「それとこれも」 相可(おおか)くんはズボンのポケットから飴を取り出してココアの隣にコロンと置く。 「銀のミルク飴…?」 「これ、俺の飴」 「え?」 「飴を渡したのは俺じゃないって言ったけど」 「入学式の時」 「俺が持ってきた飴を凛(りん)が黒図(くろず)に手渡した。これが真相」 そうだったんだ…。