今日も隣の席でぎゅっとして。 ❄


「一人になるのは(ぎん)の話聞いてからでも遅くないと思うけど」
雪羽(ゆきは)ちゃん、どうする?」
 林崎(りんざき)くんが優しく尋ねてきた。

 わたしは涙を指で拭う。

(りん)くん、春花(はるか)ちゃん、姫乃(ひめの)ちゃん、ありがとう」
「みんなと出会えて良かった」

「もう手遅れかもしれないけど」
「わたし、相可(おおか)くんの話聞いて想い伝えます」

「よし、じゃあ雪羽(ゆきは)、教室戻ろ」
 姫乃(ひめの)ちゃんはそう言うと、わたしの手をぎゅっと掴んで立ち上がらせてくれた。

 姫乃(ひめの)ちゃんに体を支えられながら歩き出す。