今日も隣の席でぎゅっとして。 ❄


 両手の平にある飴をぎゅっと握り締める。
「わたし決めてたの」
「隣の席じゃなくなるまで相可(おおか)くんのこと好きでいようって」

「何? その期間限定的な恋設定」
「隣の席じゃなくなったから諦めるの?」
「諦められるの?」

「っ…」

「席が隣じゃなくなったって関係ないよ」
「だって雪羽(ゆきは)ちゃん、もうとっくに相可(おおか)くんの隣歩いてるから」

 わたしは驚く。
「え? わたしが?」

「うん」