みんな教室に戻って行っちゃったし、少し休もう…。
疲れてしまったわたしは廊下の窓の下で崩れ落ちしゃがみ込む。
――――パタ。
後方から、シューズの音が響いた。
パタパタ。
足音が近づいてくる。
…誰?
もう誰でもいいや。
一人で生きて行くって決めたから。
わたしはしゃがんだまま両手の平を合わせて広げる。
朝、雪降ってたのに雪受け取れなかったな…。
足音がピタリと自分の前で止まった。
ふわっ…。
雪みたいに両手の平に飴が降ってくる。
わたしは驚く。
え…“銀のミルク”?
わたしは顔をゆっくりと上げた――――。



