相可(おおか)くんは気持ちを察したのか、わたしの頭をぽんっと叩き、スタスタと歩いて離れていく。 相可(おおか)くんも行っちゃった…。 わたしも席移動しなきゃ。 覚悟が出来たわたしはクジをピラッと開封し、椅子から立ち上がって鞄を右肩にかけ、移動する。 あっ、9番…ここだ。 相可(おおか)くんの隣になる前の席…。 日向の暖かい席で良かった…。 「え、黒ずきん?」 声を聞いた瞬間、わたしの体が固まった。 この声は…。 わたしは恐る恐る振り返る。