今日も隣の席でぎゅっとして。 ❄


「ゆり…」
 姫乃(ひめの)が名前を呼ぶと、ゆりは自分の首から白のマフラーを外して姫乃(ひめの)の首にふわっと巻く。

 そのマフラーがとても暖かくて姫乃(ひめの)の涙が止まらない。

「これで諦められる?」

「…………」
 姫乃(ひめの)は黙る。

「諦められないよね?」
「じゃあさ」

 ゆりは姫乃(ひめの)をぎゅっと抱き締め、悪魔の甘い囁きをする。
「“私がなんとかしてあげる”」