「ゆり…」 姫乃(ひめの)が名前を呼ぶと、ゆりは自分の首から白のマフラーを外して姫乃(ひめの)の首にふわっと巻く。 そのマフラーがとても暖かくて姫乃(ひめの)の涙が止まらない。 「これで諦められる?」 「…………」 姫乃(ひめの)は黙る。 「諦められないよね?」 「じゃあさ」 ゆりは姫乃(ひめの)をぎゅっと抱き締め、悪魔の甘い囁きをする。 「“私がなんとかしてあげる”」