「黒図(くろず)、もう一度聞く」 「隣座らねぇの?」 ぽたっ…。 嬉しくて涙が零(こぼ)れ落ちる。 わたし、いいんだ。 隣に座ってもいいんだ。 わたしは自分の腕で涙を拭く。 「座る」 声を震わせながら言うと、 ガタッ。 わたしは相可(おおか)くんの右隣の席に座った。 夢みたいだ。 今日からまた相可(おおか)くんの隣。 わたしは幸せそうに微笑む。 嬉しいな。