「お母さ…」 わたしがそう言いかけると、 「お父さん!早く来て!」 お母さんは声を荒立て叫ぶ。 「どうしたんだ? 一体なんの騒ぎ…」 慌ててわたしの部屋にやってきたお父さんが相可(おおか)くんを見る。 「…は? 銀髪の男?」 お父さん、すごくびっくりしてる…。 「不法侵入? 早く警察に電話…」 「お父さん、違うの」 「わたしのクラスのお友達です」 わたしがそう言うと、お父さんは眉をしかめる。 「友達? こんな銀髪の男がか?」 「うん」 わたしが短く答えると、お父さんは物凄く嫌そうな顔をする。