「ぅっ……ゴホッゴホッ」 わたしは右手を自分の口に当てながら扉の前で崩れ落ちた。 「はぁっ、はぁっ……」 わたしの両目が潤む。 相可(おおか)くん、やっぱり、わたしには無理みたい。 諦めるしかないんだ。 わたしはゆっくりと立ち上がり、ベットに寝転がる。 そして枕の横にあるスマホを手に取り、相可(おおか)くんに個人ラインを送った。 『相可(おおか)くん、今までありがとう。』 既読にはならない。 …だよね。 相可(おおか)くん、バイバイ。 わたしは両目を瞑るとすぐに眠りに堕ちた。