“お医者さんに言われた通り、喘息が治るまで絶対安静よ”
このまま、お母さんに言われた通り絶対安静で、もう一度、一人の世界に染まればいい。
わたしの恋はもう終わったんだから一人に戻ればいいんだ。
そしたら少なくとも、これ以上苦しむことはなくなる。
わたしの席で楽しそうに相可くんと話す春花ちゃんなんて見たくない。
「…見れないよ」
羽は粉々に折れた。
わたしはもう、苦しみたくない。
だから、この先、相可くん達と会うことはないだろう。
わたしはこの部屋でひとりぼっち。
これが、きっと、わたしのほんとうの幸福なんだろう。



