今日も隣の席でぎゅっとして。 ❄


 “お医者さんに言われた通り、喘息が治るまで絶対安静よ”

 このまま、お母さんに言われた通り絶対安静で、もう一度、一人の世界に染まればいい。

 わたしの恋はもう終わったんだから一人に戻ればいいんだ。
 そしたら少なくとも、これ以上苦しむことはなくなる。

 わたしの席で楽しそうに相可(おおか)くんと話す春花(はるか)ちゃんなんて見たくない。

「…見れないよ」

 羽は粉々に折れた。

 わたしはもう、苦しみたくない。 
 だから、この先、相可(おおか)くん達と会うことはないだろう。

 わたしはこの部屋でひとりぼっち。
 これが、きっと、わたしのほんとうの幸福なんだろう。