倒れた時にゴムが千切れ、わたしの髪は肩の近くまで下りていた。 「雪羽(ゆきは)!」 「雪羽(ゆきは)ちゃん!」 先にゴールしていた姫乃(ひめの)ちゃんと校庭で待っていた林崎(りんざき)くんが叫ぶ。 手を地面につき、力を入れて起き上がると、 ズキィッ! 「ツッ……」 ぎゅうっと両膝を両手で押さえる。 春花(はるか)ちゃんに追いつくどころか、どんどん離されていく。 空は真っ暗になった。 あ、春花(はるか)ちゃん1人抜かして…。