わたしは真剣な顔で春花(はるか)ちゃんを見る。 「うん」 「わたしも負けない」 わたしと春花(はるか)ちゃんは前を見た。 わたしはすぅっと深呼吸すると、肩の力を抜く。 「並んだな」 「では女子スタート!」 ピー。 日向(ひゅうが)先生が警笛を鳴らすとわたしを含めた15人の女の子が一斉に走り出す。 相可(おおか)くんの隣の席をかけたマラソン(たたかい)が始まった。