今日も隣の席でぎゅっとして。 ❄



雪羽(ゆきは)ちゃん、歩いて行っちゃったね」
 (りん)がそう言って歩いてくる。

 (りん)(ぎん)の隣に並ぶ。
雪羽(ゆきは)ちゃん、このままマラソン走らせていいの?」

「あぁ」

 (りん)(ぎん)の耳元で囁く。
「倒れるかもしれないよ?」

「お前こそいいのか?」

「俺は雪羽(ゆきは)ちゃんの世界広げたいからさ」

「そうか」
「確かに倒れるかもしれない」

 (ぎん)は無言で雪羽(ゆきは)を見つめる。
「それでも俺は校庭(ゴール)で待ってる」