わたしは泣きそうになる。 「分かってる」 だけど…。 「なら」 え、わたしの席に座って…。 春花(はるか)ちゃんの両目に暗闇が広がって行くのが分かった。 春花(はるか)ちゃんの顔が悪魔のような表情に変わり、バッと頭からフードを脱ぐ。 「さっさと諦めて、雪羽(ゆきは)ちゃんの席、私に譲ってよ」 わたしは真っ直ぐ春花(はるか)ちゃんを見つめる。