わたしの動揺した顔を見ると 春花(はるか)ちゃんは、にこっと笑う。 「ははっ、雪羽(ゆきは)ちゃん分かりやすすぎ」 「相可(おおか)くんのこと、大好きなんだね」 「っ…」 わたしは図星を突かれ、何も答えられない。 「嘘だよ」 「桃色のパーカーは私の」 「相可(おおか)くんまだ来てないし、フードも自分で被った」 「ここにいるのは昨日、2人が病院の待合室のソファーで約束してたの聞いてただけ」 「相可(おおか)くんじゃなくてごめんね」 「なんでそんなこと…」 「分かってるくせに」 「私も相可(おおか)くんのことが好きだからだよ」 やっぱり…。